太陽の雫Ⅰ~輝く光の中にいる君へ~【完】
バーン!


私めがけて放たれた玉。一瞬何が起こったか分からなかった。

撃たれた筈なのに、体に痛みを感じないのだ。
そして、目の前には苦しそうに胸を押さえる

蓮夜の姿が……


瑠璃「れ、蓮夜!?しっかりして!」

蓮夜「うぐぅ、俺は大丈夫だ。お前は自分の仕
事を果たせ。」

瑠璃「でも、そしたら蓮夜が……」

蓮夜「ふっ、大丈夫だ。俺は瑠璃を置いて、
どこかへいかねぇーよ。」

瑠璃「蓮夜……ごめんっ!」


そう言って一気に走りだした。


ザシュッ ドカッ バキッ


終わって直ぐ、救急車を呼んだ。


瑠璃「蓮夜ぁ、今、救急車を呼んだから。
しっかりして!」

蓮夜「……」


だか、蓮夜からの返事はもぅ来なかったのだ。

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