学園世界のイロジカル
「ねえあの子たちじゃない?今呼ばれてたの…」




「1人は学年主席の超天才だって!」




「けどもう1人の女の子とはどうゆう関係?ナミさんとも仲良いらしいし…」



視線が痛い…!

ただでさえ零の隣にいるので目立ってたんだ、これ以上目立ちたくない!


それに…今の零は、以前の零より注目度がアップしてるし。




なぜなら、カラーコンタクトをやめたから。



本当は青と薄茶という、見たらすぐ分かるようなオッドアイなんだけど


目立つのが嫌で、カラコンで色々頑張ってたらしい。



…それでもオッドアイになってたけどさ。





「お前らおせーよ。早く行くぞ。

”練習室”が取れなくなるだろ」




「…はぁーい」




…やっぱり帰りたくない!




帰ったら…




地獄のレッスンが始まるのだ。





3人の1歩後ろをいつ逃げるかなんて考えながら歩いてみたけど、結構こまめに柊に振り向かれるんだからたまらない。




そして広場まで来ると…私たちは無言でうなずきあい、




”半世界”に行くイメージを頭の中でうつしだした…




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