学園世界のイロジカル
「もう、これで終わり」




私の心の叫びなんてもちろん届かず、ナミは右腕を押さえ肩で息をしている柊に近づいていく。

と思ったらバックステップをして、20mほどの距離をとった。






「所詮そんなもんでしょ、あんたの実力も!」







ナミの手のひらが高い空に向かって…勢いよく、その手のひらを下におろす。





その時の速さで生まれた業火が、ぐるぐると回りながら柊に向かってゆく。






それは、一瞬で。






一瞬で柊のもとへ…届いてしまう。






「柊…!!」





ただただ、燃える業火を見つめる。




柊は…あの中に?





「柊、柊!?」





炎の方へ思わず駆け出す。




零が「椿!」と呼んでいたけど、そんなの知らない。





赤く、赤く燃える炎のもとへ近づくと…私は、そこで初めて異変に気が付いた。






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