願う場所、望む奇跡
「え?あ……自分を好きになった時にもらうからって言われて。結局、最後まではしていないです……」
本当に、の意味が分からなかったけど、正直に松本くんのことを話した。
曖昧なままで勘違いとかしてほしくなかったから。
「その辺は気を付ける。がっつかないように。まぁ、俺も初めてだけど」
「えっ!?初めて?」
「そうだよ。だって、俺の初恋だし」
なんか今、凄いことを言われた。
初めてって、しかも初恋って。
イヤ、私もそうだけど、義哉もだとは思わなかった。
「だから、余計に大事にしたい。誰に何を言われても、隣にいて欲しいから」
優しく抱きしめられて、私も同じ想いだと抱きしめ返す。
「俺、就職組だからもうすぐ受験も終わる。そうしたら、コレ行こう」
「うん、分かった。楽しみにしているね」
最後に、もう1度キスをして義哉は部屋を出て行った。