願う場所、望む奇跡
卒業しているため、言い触らしているのは学校ではない。
それでも、今はネット社会。
1人でも話せば、すぐに広まってしまう。
遥が誰かに話しているところを見つければいい。
2人で探し回っていると、遥を見つけた。
駅付近でキョロキョロしている。
莉亜は、夏希の母親へ連絡してから、じっと待った。
「あっ、久しぶりー」
「え?遥?こんなとこで何やってんの?」
同級生を見つけると、すぐに話しかけた。
「それより、義哉くんの噂聞いた?」
「あー、お姉さんと付き合っているっていう?」
「そうそう。それって、本当のことなんだよ」
「……それって、本当?遥の妄想じゃない?」
「失礼ねっ。違うわよっ」
「はい、ストーップ」
女2人が話しているとこを、悠弥が割って入った。