願う場所、望む奇跡
「ママ?この人、だれ?」
「この人は、ママの大切なお友達だよ」
隣にいる小さな女の子に、夏希は満面の笑みで答える。
「大きくなったな……」
「初めてのことで、苦戦だらけだけどね」
悠弥が呟くと、義哉が苦笑いする。
「それでも俺は、夏希がいてこの子がいて、幸せだよ」
優しく笑う義哉に、つられるようにして夏希も笑いながら頷く。
2人の間には、2人によく似た子供がいた。
幸せだと言った言葉通り、どこからどう見ても幸せそうな夫婦だった……。
*fin*
