HALF MOON STORY
「マスターが昨日の客にだけ
話したって言ってたよ」
そう反論してみる
「それにしたって
昨日の今日であんなに
人が集まって
しかもなんか結構キャーキャー
言われてなかったっけ」
うー、やめて
考えないようにしてるんだから
「この間お水あげたばっかり
だよね。
この子お水あげすぎたら
枯れちゃうんだって」
と、おんぷを見つめながら
話した
そう、話題をそらそうと
必死な私
「私さ愛果最近すごく
可愛くなったなって
思ってたんだよね
なんか自然になったっていうか
すごく楽しそうでいいなって
思って
圭介と話てたんだ」
そうなんだ
知らなかったよ
「昨日の二人見て
圭介が言ってた
愛果、ハルさんには
甘えるんだなって
愛果ってどちらかというと
人気持ちの方を優先させること
多いからさ」
確かにハルは
私に甘えるのが
すごく上手だ
そして
私を甘やかすのも
彼といると
安心して自分の思っていたことを
話せる
そして、違和感が全くない
私以上に
彼はとても優しい
外見はちょっとやんちゃ
でも
人を思いやる心は持ってる人
本当にいつも助けられて
ばかりなのだ
どんな時でも
ちゃんと支えてくれる人
私が間違えそうになると
怒ってくれるひと
いつも私の事考えてくれる人
そう思った途端
涙が溢れそうになった
もうハルが恋しくて
仕方がなかったのだった