意地悪な君と意地っ張りな私
「川野もお前を心配してた。
いつもは相談なんてしてこねーのに。」
小春が菊井に相談??
「なんだか仲いいはずなのに
壁を感じるというか、予防線張ってるみたいって。」
小春、鋭いな。
私でも気付かなかったのに
「お前の過去はしらねーけど、
俺はそのままのお前より、それを乗り越えて
川野を本当の友達になれたらいいんじゃねーかと思う。」
本当の友達…。
本当は欲しかったんだと思う。
でも、傷つくのが怖くてできなかった。
「一歩、踏み出してみろよ」
ドンッと背中をたたく菊井。
痛いけど、それとともに勇気が出る。
私の涙は止まっていた。