真実の元姫。
「そうか。」
「お前は、なんで千秋を海龍の姫にしたんだ?」
「あいつとは、ここで初めて会ったんだ。サボろうと思ってみんなで来たら千秋がここに寝っ転がって歌ってた。」
本当変な奴だな千秋は。
「俺たちをじーっと見て[いやーなんか歌が流れてたなー。誰だろーなー。]とか言って一人でバカなことして」
バカすぎる。
「けど初めてだった。俺たちを怖がらなかった奴は。」
そーいえば、俺たちのことも怖がってなかったもんな。
「怖がるどころか、むしろ自分から近寄ってきて[私は大丈夫。怖がったりしないよ!]って笑顔で言ってきた。」
言いそうだな。千秋なら。
「とても嬉しかったんだ。仕方ないことだけど今まで怖がられてばかりで誰も近づいてこなかったし。真っ直ぐな千秋がすごくあたたかかった。」