銀座のホステスには、秘密がある
くーさんと一緒にお店に戻ると、
ママのテーブルに見たことない娘がいた。
「ゴンちゃん。また新人さん?」
「グリッターにいた彩乃さんだよ。今日からうちの店で働くって」
「ほんと?」
そんな会話をしてる時に、あかねママと目が合った。
笑顔でお客様に挨拶して優雅にこっちに来る。
ただ歩いてるだけなのに、目が離せない。
なんて綺麗な歩き方。
「サラちゃん。おはよう」
「おはようございます」
「今日から彩乃ちゃんこっちだからよろしくね」
「ママ。ありがとう」
アタシが抱き付こうとすると、はいはいって感じで腕を叩くママ。
「だから彩乃ちゃんは、サラに付けるから教えてあげて」
「え?アタシ?だってこの前ハナちゃん預かったばっかだよ」
「サラがあたしに入店させてって言ったんだから、あなたが面倒みるの当然でしょ?」
言われてることは分かる。
でも、突然すぎる……
何も準備出来てないのに……
「ローラちゃんが大体のことは教えてくれたから、お礼言っといてね」
ママはそれだけ言うとまた優雅にフロアに戻っていった。
絶対、照明の当たる角度とか計算してると思う。
だって、ただ歩くだけで、あんなに人を惹きつけられるはずがない。
目が合うと彩乃さんはパッと花が咲いたように笑った。
だから、アタシも軽く手を振って答えた。
彩乃さんが移店できて良かったって本当に思う。
「幸せそうな顔しちゃって」
背後から聞こえた声に驚いて振り向くと、すぐ後ろにローラママが立ってた。
「ローラママ。彩乃さんのことありがとうございました」
今日は、身体にフィットした真っ赤なドレスのローラママ。
そんなにフィットしたものを着たら、お腹のところに線が寄るのに……
「ちょっと。お腹ばっかり見ないでちょうだい!これがいいってお客様もいらっしゃるの」
「ごめんなさい」
「あたしのことより、自分のことはいいの?そんなにボーっとしてたらすぐにあの娘に抜かれるわよ」
「ローラママ……トマトみたい……」
「いい加減にしてちょうだい!あなただっていずれはこうなるのよ!」
明日からトレーニングのメニューを増やそ。
「今日はあの娘の移店を祝うお客様がたくさんいらしてるのよ」
ローラママがそんなことを言ってた気がするけど、この時のアタシはそんなこと気にもしなかった。
ママのテーブルに見たことない娘がいた。
「ゴンちゃん。また新人さん?」
「グリッターにいた彩乃さんだよ。今日からうちの店で働くって」
「ほんと?」
そんな会話をしてる時に、あかねママと目が合った。
笑顔でお客様に挨拶して優雅にこっちに来る。
ただ歩いてるだけなのに、目が離せない。
なんて綺麗な歩き方。
「サラちゃん。おはよう」
「おはようございます」
「今日から彩乃ちゃんこっちだからよろしくね」
「ママ。ありがとう」
アタシが抱き付こうとすると、はいはいって感じで腕を叩くママ。
「だから彩乃ちゃんは、サラに付けるから教えてあげて」
「え?アタシ?だってこの前ハナちゃん預かったばっかだよ」
「サラがあたしに入店させてって言ったんだから、あなたが面倒みるの当然でしょ?」
言われてることは分かる。
でも、突然すぎる……
何も準備出来てないのに……
「ローラちゃんが大体のことは教えてくれたから、お礼言っといてね」
ママはそれだけ言うとまた優雅にフロアに戻っていった。
絶対、照明の当たる角度とか計算してると思う。
だって、ただ歩くだけで、あんなに人を惹きつけられるはずがない。
目が合うと彩乃さんはパッと花が咲いたように笑った。
だから、アタシも軽く手を振って答えた。
彩乃さんが移店できて良かったって本当に思う。
「幸せそうな顔しちゃって」
背後から聞こえた声に驚いて振り向くと、すぐ後ろにローラママが立ってた。
「ローラママ。彩乃さんのことありがとうございました」
今日は、身体にフィットした真っ赤なドレスのローラママ。
そんなにフィットしたものを着たら、お腹のところに線が寄るのに……
「ちょっと。お腹ばっかり見ないでちょうだい!これがいいってお客様もいらっしゃるの」
「ごめんなさい」
「あたしのことより、自分のことはいいの?そんなにボーっとしてたらすぐにあの娘に抜かれるわよ」
「ローラママ……トマトみたい……」
「いい加減にしてちょうだい!あなただっていずれはこうなるのよ!」
明日からトレーニングのメニューを増やそ。
「今日はあの娘の移店を祝うお客様がたくさんいらしてるのよ」
ローラママがそんなことを言ってた気がするけど、この時のアタシはそんなこと気にもしなかった。