銀座のホステスには、秘密がある
姉ちゃんの前でなんて絶対ヤダって、思うのに、
そんな優しい目で見られたら、うっかりその期待に応えたくなる。
「ヤダよ」
「あたしに見せられないくらいクオリティーの低い女なのね?」
「ふざけんなよ。アタシ、これでも銀座のお店でNO,1なんだけど」
「ぷっ。晶、あんた今、男と女と混じってるよ」
「姉ちゃんが変なこと言うからだろ?」
「悪かったわよ。見たいのよ。晶がなりたかった晶になったところを」
「……晶じゃない」
「え?」
「今のアタシは、晶じゃなくて……サラって言うの」
そんなに見たいんなら、見せてあげましょう。
隣の部屋のクローゼットからドレスを取り出し、着替えてみる。
ドレッサーの前に座って、メイクを始めると……口元が緩んでしまい……
やっぱりアタシはこっちの方がいい。
ベースメイクにチークをのせて、アイメイクは念入りに。
まとめてた髪もほどいて、緩く巻いてみる。
「うわー」
まだ完成じゃないのに、ドアを開けて姉ちゃんが覗いてた。
「晶……キレイ」
「ありがとう。でも、晶じゃないってば」
「そうだったね。って言うか、あたしより胸あるんじゃない?」
そう言って笑った姉ちゃんにつられて、アタシまで笑ってしまった。
落としたマニキュアは姉ちゃんが塗ってくれた。
「ねぇ、晶。ここまで来るのに相当努力したんじゃない?」
「そうね。でもまだ完成じゃないけど」
「ふっ。頑張り屋さんは変わってないね」
「姉ちゃん……」
「ん?」
「今日は来てくれて、ありがとう」
「そんな改まって言わないでよ。照れるじゃない」
そう言いながらマニキュアをキレイに塗っていく姉ちゃんに、やっぱりアタシは勝てないと思った。
そんな優しい目で見られたら、うっかりその期待に応えたくなる。
「ヤダよ」
「あたしに見せられないくらいクオリティーの低い女なのね?」
「ふざけんなよ。アタシ、これでも銀座のお店でNO,1なんだけど」
「ぷっ。晶、あんた今、男と女と混じってるよ」
「姉ちゃんが変なこと言うからだろ?」
「悪かったわよ。見たいのよ。晶がなりたかった晶になったところを」
「……晶じゃない」
「え?」
「今のアタシは、晶じゃなくて……サラって言うの」
そんなに見たいんなら、見せてあげましょう。
隣の部屋のクローゼットからドレスを取り出し、着替えてみる。
ドレッサーの前に座って、メイクを始めると……口元が緩んでしまい……
やっぱりアタシはこっちの方がいい。
ベースメイクにチークをのせて、アイメイクは念入りに。
まとめてた髪もほどいて、緩く巻いてみる。
「うわー」
まだ完成じゃないのに、ドアを開けて姉ちゃんが覗いてた。
「晶……キレイ」
「ありがとう。でも、晶じゃないってば」
「そうだったね。って言うか、あたしより胸あるんじゃない?」
そう言って笑った姉ちゃんにつられて、アタシまで笑ってしまった。
落としたマニキュアは姉ちゃんが塗ってくれた。
「ねぇ、晶。ここまで来るのに相当努力したんじゃない?」
「そうね。でもまだ完成じゃないけど」
「ふっ。頑張り屋さんは変わってないね」
「姉ちゃん……」
「ん?」
「今日は来てくれて、ありがとう」
「そんな改まって言わないでよ。照れるじゃない」
そう言いながらマニキュアをキレイに塗っていく姉ちゃんに、やっぱりアタシは勝てないと思った。