シークレットガール!【完】
「…でも、多分」
晴は手を出すだろうな。
スキになっちまったのだから。
分かりやすすぎ…。
多分、晴の初恋だろうな。
“セイシュン”って感じがする。
「……………」
俺はどうすれば、いいのだろうか。
「……どうもしねぇよ」
何が正解かとか、何が間違っているとか分からないのだから、頭を使って行動する必要はない。
だから、思うように。臨機応変に行動する。
「……面倒くせ」
アイツは俺が好きと断言していて、晴はアイツが好き。
俺は、……。
世にも奇妙な三角関係だな、こりゃ。
どこぞの少女漫画だよ。
ふ、とあのときのことを思い出した。
彼女と何故か幼馴染みで、仲が良いらしい、学校でかなりの有名人。
「…橋本優季」
あれ、絶対アイツが好きだろ。
口は悪かったけど目が異常に優しかったし。
厄介だ幼馴染みとかって。
そもそもあんな素敵な幼馴染みがいて、何で俺なんだ?
どう考えても橋本優季の方が色男だろ。
…まぁアレの頭は何考えてるか分からないが。
そういえば、夏祭りどうするのだろうか。
晴が来るなら行くって言ったしな。
「………………」
晴のハツコイの手助けでもやってやろうかな。
やっぱ、俺は親友想いである。