タカラモノ~小さな恋物語~
そのまま私はベットに倒れこむ。
「ふぁ…」
今になって、ドッと睡魔が押し寄せてきた。
答えのない、グルグルとしたものが自分の中でループする。
なんかもう…疲れちゃったなぁ。
目を閉じる。
「……。」
いつの間にか時間が経って、私は眠りの世界へ足を運んでいた。
不思議な夢を見た。
いや、夢じゃない…過去?
去年の夏にまで夢はさかのぼっているようだった。
これは、何…?
お店があって、私とケンと一人のお客さん。
私とケンはそのお客さんに謝っていた。
あ、これは…
ケンがやってしまったミスの対応の時だ。
プレゼント包装で、ケンが1つの商品の値札を外し忘れてしまって、そのまま包装してしまったんだっけ?
そのあと、お客さんがやって来て…
そう、私もフォローで一緒に謝ったんだ。
幸い、そこまでお客さんは怒っていなかったものの、ケンはものすごく落ち込んでたんだよなぁ。
「…ん。」
目が覚めて、しばらくボーっとした。
なんでこんな夢なんか見たんだろう。
でもただ言えることは、やっぱりケンに会いたかった。
仲直りがしたかった。