タカラモノ~小さな恋物語~



そのまま私はベットに倒れこむ。


「ふぁ…」


今になって、ドッと睡魔が押し寄せてきた。



答えのない、グルグルとしたものが自分の中でループする。



なんかもう…疲れちゃったなぁ。




目を閉じる。



「……。」




いつの間にか時間が経って、私は眠りの世界へ足を運んでいた。



不思議な夢を見た。


いや、夢じゃない…過去?


去年の夏にまで夢はさかのぼっているようだった。



これは、何…?


お店があって、私とケンと一人のお客さん。


私とケンはそのお客さんに謝っていた。




あ、これは…

ケンがやってしまったミスの対応の時だ。



プレゼント包装で、ケンが1つの商品の値札を外し忘れてしまって、そのまま包装してしまったんだっけ?


そのあと、お客さんがやって来て…


そう、私もフォローで一緒に謝ったんだ。



幸い、そこまでお客さんは怒っていなかったものの、ケンはものすごく落ち込んでたんだよなぁ。





「…ん。」


目が覚めて、しばらくボーっとした。


なんでこんな夢なんか見たんだろう。




でもただ言えることは、やっぱりケンに会いたかった。


仲直りがしたかった。




< 120 / 157 >

この作品をシェア

pagetop