Cry for the moon
トモキはひとつ咳払いをして、アユミの手を握り直した。

「夕食…どこ行く?食べたいもの、ある?」

「何がいいかなぁ…。トモくんは?」

「じゃあ…歩きながら決めようか。」




夕食を終えて、トモキはアユミをマンションまで送った。

トモキは別れるのが名残惜しくて、アユミの手をなかなか離せなかった。

< 82 / 512 >

この作品をシェア

pagetop