ユウウコララマハイル
金城ハル? 


ハルさん。


マスターの祖母にあたる人。


「とんでもないです。いつも俺が迷惑をかけて、申しわけない限りです」


そう言いつつも、初めて喋ったことに感動する。
マスターからいろいろなうわさ話を聞く人だ。
彼女の作った物は渡った人を幸せにすること、彼女自身もいるだけで人を幸せな気分にさせてくれること。
マスターの父は四兄妹の長兄で本来なら母の面倒をみる予定だったけれど、家族会議とジャンケンにより次女がハルの世話を勝ち取ったと教えてくれたことがある。


しかしながらなぜ、中村の携帯に電話がかかってくるのだろう。
それにはどんな可能性があるのだろう。


『古沢さん?』
「あっ、はい。すいません」


いけない、電話中だった。


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