隣のあなた。


「紗織、いいじゃん……お金は俺が払うからさ。いちいち外出るの面倒なんだよ」


少し拗ねたように言う敦司さん
少し可愛く見えてしまう

『…考えときますね』


私がそう言うと拗ねていた敦司さんは
繋いだ手をブンブン振りながら
ご機嫌になった。


そんなひと時が
とっても幸せだった。


だから少し忘れてた
会わなかったし
安心してたんだ。



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