隣のあなた。


「紗織……弁護士はこっちで用意する」


お義父さんは静かに話し始めた


「紗織は心配しないでいい。弁護士に会う時は必ず私か敦司と一緒に会うようにしよう」

「紗織は…有給残ってるだろ。それを消化して退職したらいい。会社には出たくないだろう……荷物は愛美に頼んだらいい」


助かる……
会社には行きたくない。
万が一……会ったりしたら……



『…お義父さん…わたし……』


言いにくい。
聞きにくい……


私は自分の手を握りしめていた
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