隣のあなた。


『パーティー?』


「そっ。結婚のねっ」



『……あっ、お義父さんと愛美さん』



「…まぁ、そうだけど、俺らも……」


『そっかー、嬉しいな。お祝いなら頑張って料理しちゃおぅ』


私は嬉しくて
敦司さんの話を最後まで聞かなかった


そんな私に敦司さんは
呆れつつも、笑ってくれて


「俺も手伝うから」


そう言ってくれた。


今日で……四人で暮らす最後の日
明日からはマンションに戻ることに
なっていたので、それも兼ねてのパーティーになるだろう
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