隣のあなた。
目の前で行なわれていることに
私はドキドキしていた。
愛美さんの手は震えていて
ペン先も震えている
ゆっくり愛美さんは書いている
書き終わると
お義父さんは婚姻届を敦司さんに渡した
保証人欄に敦司さんは名前を書く
書き終わると私に渡してきた
えっ?私?
「紗織……お願い」
愛美さんにお願いされ
私も保証人欄に名前を書く
自分のじゃないのに
私も手が震えていた
それに気がついてなのか
敦司さんが私の肩を抱いてくれた