隣のあなた。

増す執着


私は朝からご機嫌だった


敦司さんと話せた事が嬉しかった
あ…猫のこと、聞けばよかったな


「ご機嫌だね…昨日の電話はなんだったのかしら……まったく…」


隣に座っている愛美さんが言う


『あ……すみません…』


「で、何があったの?」


私は小さな声で、徹さんの電話を取ってしまった事、そして隣人があの人だった事を話した。


「えっ?それって運命じゃない?」


『……運命?』
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