隣のあなた。

エレベーターに乗り
私は鞄の中からカードキーを出した

私の手からカードキーを取り
私の部屋を開けてくれた

けど、おろしてくれる様子もなく
靴を脱がされ
そのまま、リビングのソファに降ろされた。


「ちょっとまってて」


そう言って部屋を出て行った


敦司さんは5分くらいして
片手に幾つかの荷物を持っていた。

私の所へきて
1つの荷物……それは救急箱。


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