大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
この気持ちに嘘はない。
美桜が居て香月が居て
そしてアイツが居る事は、もう私の中で当たり前になりつつある。
美桜もアイツのお陰で伸び伸びと元気に育っている。
そうしたら静かに微笑む智史。
「それを聞いて安心しました。幸せになって下さい」と言いながら
優しい彼の気持ちに心が痛む思いをした。
だが、それ以上に幸せにならないといけないとも思った。
紅茶を飲むと私達は、そこで別れることに
「じゃあ僕は、これで失礼します」
「あの…智史。
気持ちは、嬉しかったの。ありがとう」
改めてお礼を伝える。
謝罪じゃなくてお礼を…
「僕こそありがとうございました。
また会う時があったら今度も友人としてよろしくお願いします」
笑顔でそう言ってくる彼は、何だかスッキリした表情をしていたように思えた。
これでいい。
私もまた新たな道を歩み出した。
その夜
アイツにも話した。
「そうか…そんな事があったのか」
「えぇ、悪い事をしちゃったけど」
若干罪悪感は、ある。
「仕方がないだろ…望んでいても叶わない事もある。
罪悪感になる必要なんてない。それが運命なんだから」
ネクタイを緩めながら言うアイツ。