大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
「……。」
そうすると黙ってしまったアイツ。
あら?
もしかして図星だったのかしら?
「もしかして…図…」
「逆だ!」
えっ…?逆?
「俺に妹が出来て同じ思いをしたが…逆に母親を頼らなくなった。
すべて諦め何でも1人でやる事にした」
「だから自然と母親との距離が出来てしまったがな」
そう話すアイツの表情は、何処か冷めていた。
そう言えたば、アイツは…俺様のツンデレだったわね。
初めてアイツのお義母様と妹さんに会ったのは、香月を出産して入院していた時だった。
お義父様は、すでに亡くなられたみたいだけど…
とても品があって優しそうな人だった。
私がアイツが乗っ取った〝一条院〟の人間だと分かると必死で頭を下げてたけど…その時のアイツの表情も同じだった。
何処か冷めたような無表情。
何も言わなかったけど…まだわだかまりが取れてないのだろうか?