大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
その後
私達は、市役所に婚姻届を提出して本物の夫婦になった。
だからと言って生活態度が変わる訳じゃないけど…何だか不思議な感覚だ。
そして、新たな真相を知る。
「えっ!?アレって鈴原先生の演技だったんですか?」
「いや…アハハッ申し訳ないです」
平謝りの鈴原先生。
どう言う事なの!?
そうするとすみれが
「あんたらが、なかなか籍を入れずにいるからちょっと鈴原先生に協力して貰ったんや」
ニヤリと笑いながら言ってきた。
「…すみません」
謝る彩美。ってことは、彩美もグルなの!?
「また、何でそんなややこしい事をしたのよ?直接言ってくれたら良かったのに」
「何度も言うてるさかい。まったく…2人共素直じゃないから、こっちは、見ててモヤモヤするねん」
「だから演劇部とかで演技経験のある鈴原先生にちょっと気持ち悪い役柄になって貰ったんや」
キッパリと言い切るすみれ。
「酷いですよ…気持ち悪い役柄って
急に呼び出されて言われた時は、驚きました」
苦笑いしながら言う鈴原先生。