大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
「指切りげんまん?
そんなのいくらでもしてやる。お前が望むなら」
「えっ?」
振り向き様にkissをされてしまった。
強引なのに…
私は、静かに目を閉じた。
ひらりと婚姻届の紙が床に落ちるのを気づかずに
結局
2人でそのまま朝を過ごしてしまった。
こう言う展開になるはずじゃ無かったけど…まぁ、仕方がないか。
ムクッとベッドから起き上がるとアイツを覗き込む。
「……。」
何だかポカポカと温かい気分になった。
幸せな気分だ。
ソッとアイツの寝ているおでこに近づきkissをする。
そして、ベッドから出た。
さすがに、このままアイツに見られるのは、恥ずかしいから …
自分の部屋に戻ると急いで着替えて朝食の準備をする。
いつもと変わらない朝。
だけどちょっと気分が違うのは、夫婦になる実感があるからだろう。
何だか不思議な感覚だ。