笑顔の行方~バスケットが繋いだ恋~
「小野真司(オノ シンジ)、22歳。W大卒。
小3からサッカーをやっていて、一応、高校のときに全国に出場している。…国立の芝は踏めなかったけど。
よろしく」

「俺は戸田俊輔(トダ シュンスケ)。真司と同じくW大卒の22歳。
俺はテニスをやっている。よろしく」

「平山康太(ヒラヤマ コウタ)、22歳。T大卒。
俺は陸上の短距離をやってました。よろしく」

男子の自己紹介を聞いて思ったのは、やはりスポーツ用品の会社に入る人たち、みんなそれぞれにスポーツをしてきた人たちだ。
そして…、

「佐々木稜、23歳。
H大を卒業した後1年間、留学してました。
小1からバスケットをはじめたけど、大した成績は残してないです」

「はい。青山紗英、22歳です。M大を卒業しました。
私は中学から野球部のマネージャーをしていました。
よろしくね」

紗英ちゃんの自己紹介が終わると、みんなの視線が私に向けられる。
私は1度、深呼吸をしてから話しはじめた。

「小野陽泉、20歳。
R短期大学を卒業しました。
私は小学校からバスケットをやっていて、今もたまに、弟の練習に付き合っています。
よろしくお願いします」
一気にそう言って頭を下げた。
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