笑顔の行方~バスケットが繋いだ恋~
それから宿に帰って着替えた私は、みんなと一緒にラーメン屋について行く。
拓海たちと祐介はラーメンにチャーハン。それに餃子を2人で1皿をペロリと平らげた。麻生先生はラーメンに餃子1皿。私はチャーハンだけを頼んだけど、半分以上を残してしまい、結局、拓海たちに食べてもらった。
夏バテなどではない。
やはり、先程の梢ちゃんの言葉が響いていた。
この日の夜、もっと嫌な現実を知ることになるのだけど。



☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

その夜には、田村さん夫妻に紗枝ちゃん·郁海が来てくれた。
夕食は拓海たちや麻生先生と一緒に食べると、麻生先生に断りを入れて、私と祐介は田村さんたちと散歩に出掛けた。

「今日は快勝だったらしいな」
田村さんの問いに、
「はい、おかげさまで」
祐介が答える。
「でも、本当にキツイのはこれからよね?
しっかり拓海くんたちのサポートしてあげてね。私たちも協力はするからね」
「はい、ありがとうございます」
「拓海たち、優勝出来そうなの?今年も富士中が強いって話しだけど。
なんか、コーチもスゴイらしいよ」

宿の近くの小さな公園に来た。遊具は、ブランコが2つと滑り台くらいしかない。
しかし、自販機と椅子·テーブルがあり、田村さんが6人分のお茶を買ってくれて、みんなで椅子に座って話しをした。


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