さくら
「ほんなら今日か明日には貰えるように連絡するか」
「あ、わたししておきます」
桜子が志信がおかわりと差し出す茶碗を受け取る。
「・・・・・・・・・・で、後どのくらいやて?」
味噌汁を箸先でかき混ぜながら志信が感情のこもらない声で問う。
「・・・・・・・・・・桜が見れたらええなあってこの間青木先生と話してはりました」
温かい湯気が立ちのぼる真っ白なご飯が茶碗によそわれ、ことりとテーブルに置かれた。
「あんま時間あらへんなあ・・・・・」
何気なくこぼれた言葉に桜子の胸が締め付けられる。
「ごめんなさい・・・・・わたし看護師なのに・・・・・すぐそばにいて気付かなくて・・・・・」
志信が箸を置き立ち上がって桜子のそばまで来た。