ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「あんた、うさ葉の彼氏でしょ!? 彼氏ならうさ葉のこと何がなんでもちゃんと守れよ! 守れないなら、今すぐ、別れろ!!」
私はお姉ちゃんのセーターをぎゅっと掴む。
「もうやめて! お姉ちゃんっ!」
「誰の為に怒ってると思ってるの!? 私はずっとうさ葉が苦しんでる姿見てきたから嫌なんだよ! うさ葉には笑ってて欲しいから……! 幸せでいて欲しいから……!」
お姉ちゃんは震える声でそう叫びつつ、言葉を続ける。
「だからもう、あんただけには任せておけない!」
お姉ちゃんは私の手から携帯を奪う。
「今から警察に電話する!」
え……!?
け、警察に……!?
「電話して、ストーカーの事相談するから!」
お姉ちゃんは左手で携帯を持ち、右手でカチカチと番号を打ち始める。
すると、雨瀬先輩がその手を掴む。
「待って下さい。今の段階で警察に相談しても警察は一切動かない」
張り詰めた声で雨瀬先輩がそう言うと、お姉ちゃんはバッ!と手を振りほどく。
「今の段階って何よ! じゃあ、もっと大きな事件が起きるまで黙って見てろとでも言うの!?」