ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「……本当はさ、自分が何も出来ないことが悔しくて八つ当たりしただけなんだ。すっごくかっこ悪いよね」
お姉ちゃん……。
お姉ちゃんは手を下ろす。
「じゃあうさ葉、もうすぐ夕飯の準備出来るから、ちゃっちゃと話終わらせてすぐ下に来るんだよ」
「う、うん」
「それと」
お姉ちゃんは雨瀬先輩を見る。
「雨瀬先輩」
「はい」
お姉ちゃんはどんっ!と雨瀬先輩の背中を拳で叩く。
「明日からうさ葉のこと命がけで守れ。分かったね?」
「は、はい……」
「宜しい」
お姉ちゃんはそう言うと、部屋から出て行った。
パタン、と扉が閉まる。
「許してくれたってことで良いのだろうか……」
「い、いいと思います……」