ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「バイクの運転手について調べて分かったのですが、バイクの運転手は極度のスマホ依存症であって、運転中、持っていたスマホがポケットからなくなっていたということに気付き、動揺して目の前が真っ白になって周りが見えなくなり、佐熊絵美さんのところに突っ込もうとした、ということです」

 私は複雑な気持ちになる。


 極度のスマホ依存症って……。


「なるほど」

 50代の警官は納得すると、犬垣君の顔を見る。

「では犬垣シン君、上には正当防衛ということで報告しておこう」

 私と絵美ちゃんはほっとする。


 良かった……。


「これで取り調べは終わりだ。キミ達、帰っていいよ」

 そう言った50代の警官は、とても優しい顔をしていた。

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