ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「うーん。キミ達、なんのことか分かりますか?」
「さぁ? 分かりません」
絵美ちゃんがそう言った。
「そうですか。では、気をつけて帰って下さい」
警官はそう言うと、警察署の中に戻って行った。
「長い一日だった」
犬垣君がぽつり言う。
「やっぱり……、黒うさぎの仕業なのかな……?」
「うーん、それだけじゃ分からないな。でも、バイクの運転手まで関係してるなんて思えないけど。あ、そういえば」
犬垣君は私に携帯を返す。
「危うく持って帰るところだった。この携帯でかなり救われた。ありがと」
「ううん」
私達は玄関から外に出る。
「うさ葉」
「先輩、取り調べ終わりました」
「そうか、良かった」
雨瀬先輩がそう言うと、私はほっとした笑みを零した。
その後、お母さん達は少し話をし、私はお母さんと雨瀬先輩、犬垣君と絵美ちゃんはお母さんと一緒に帰って行ったのだった。