ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

 みっちゃんは、雨瀬先輩の後ろに立っている私を見る。

「うさ葉もうさ葉だよ。避けてるのに、追いかけてきたりして。はっきり言わないと分からないみたいだから言うけど、もう、うさ葉とは仲直りする気ないから!」

「え?」

「え?って何? 絵美と仲直りできたから私とも仲直り出来るとか思ってた訳?」

「……」

 私は図星を突かれ、何も答えられない。

「私のことが大事なら、普通、絵美とは仲直りしないよね? 私が絵美のこと嫌ってるの知ってるよね?」

「うん……、でもそれは黒うさぎに近づく為に……」

 私はそう弱弱しい声を絞り出して答える。

「黒うさぎに近づく為だけに仲直りしたの? そんなことうさ葉に出来る訳ない。うさ葉は絵美と心から仲良くなりたくて仲直りしたんでしょ!!
 まぁ、理由はなんにせよ、うさ葉は絵美を選んだことに変わりない。それに、うさ葉に関わったせいで犬垣はこんな目に合った。瀬名も。
 りすな言ってたよ? もう、うさ葉とは関わり合いたくないって!」

「花村、いい加減にしろよ!」

 雨瀬先輩は怒鳴ると立ち上がり、みっちゃんの肩をガシッ! と掴む。

「黙って聞いてれば、うさ葉を責めるような事ばっかり言いやがって! 責める相手間違ってるだろ! 黒うさぎを責めろよ!」

 雨瀬先輩は燃え上がるほどの激しい感情をぶつける。

「雨瀬先輩は黙ってて!!」

 みっちゃんは声を荒立て叫ぶと、私をキッ! と睨みつける。
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