ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「ごめんね……」
私が震えた声で謝ると、
「っ……」
みっちゃんの目が揺れる。
――――ダッ!
私は犬垣君の部屋から飛び出す。
「うさ葉っ!」
「野山っ!」
雨瀬先輩と犬垣君が同時に叫ぶ。
私は階段を駆け下りると玄関で靴を履いて、鍵を開け、外に飛び出す。
右手に鞄を持ってただ真っ直ぐ走る。
みっちゃんの言うとおりだ……。
犬垣君がこんなひどい目に合ったのも、瀬名君が襲われたのも、絵美ちゃんがバイクに引かれそうになったのも、みっちゃんやりすなちゃんが悲しい想いしたのも、全部、全部、私のせいだっ……。
みんな、みんな、ごめんね……。
ごめんなさい――――……。