ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「足、どうかした?」
「い、痛くて……」
「左足前に出して」
私はコクンッと頷くと、左足を前に出す。
雨瀬先輩はしゃがむと私の左足にそっと触れる。
ドキン。
ドキン。
雨瀬先輩が黒のリボンがついたピンク色の靴を脱がすと、白い靴下に血がついていた。
私は驚く。
え、血……!?
雨瀬先輩は靴下も脱がす。
左の足首が擦り剝けていた。
「靴ずれだな」
雨瀬先輩は肩にかけた茶色の鞄を床に置き、鞄から絆創膏を取り出す。
「え、どうして……」
「駅で貰ったんだ」
雨瀬先輩はペタッと左足首に絆創膏を貼る。