ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
そして、2日後。中間テスト最終日。
「ふぅ、終わった……」
私は肩の力を抜く。
犬垣君はバババッと高速スピードで携帯で文字を打ち、画面を見せてきた。
『お疲れ。』
私はそれを見て、ふわっと笑う。
「犬垣君もお疲れ様」
――――ガラッ!
前扉から担任の江崎先生が教室に入って来た。
江崎先生は教壇に立つ。
「中間テスト、御苦労だったな。中間テストは終わったが、お前達が受験生なことに変わりはない。それを忘れないようにな。では、以上だ。解散」
江崎先生はそう言うと、スタスタと教室を出て行く。
「野山さん、犬垣さん」
鞄を右手に持った絵美ちゃんが、廊下側から2列目の一番後ろにある席から歩いてきた。
「絵美ちゃんっ!」
「2人ともお疲れ様。良かったら、途中まで一緒に帰らない?」
私の顔がぱああっと明るくなる。
絵美ちゃんから誘ってくれるなんて……、う、嬉しいっ!