ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「うんっ。犬垣君も……いいよね……?」
私がそう尋ねると、犬垣君はコクンッと頷く。
私と犬垣君は椅子から立ち上がり、私は右手に鞄を持ち、犬垣君は何も持たずに絵美ちゃんに続いて教室を出る。
絵美ちゃん、犬垣君、私の順で横に並び、廊下を歩き始める。
「中間テスト、終わったね」
私は、ほっとした表情で言う。
「そうね。2人とも中間テストどうだった? 出来た?」
「なんとか出来たと思う」
私がそう答えると、絵美ちゃんは犬垣君の顔を見る。
「そう、犬垣さんは?」
「まぁまぁ」
「そんなこと言って、犬垣さんのことだから全教科満点なんでしょう?」
「さあ?」
「ツモツモだって私よりランキング上だしね」
私の眉が下がる。
絵美ちゃん、根に持ってるなぁ…………。