ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
私はみっちゃん達を見るのをやめて、周りを見渡す。
高校生や大人が、スマホでSINE《サイン》のトークをやっているのが目に映る。
それを見て、私は黒うさぎに言われたことを思い出す。
――――花嫁ハ、ソノ世界ニイルベキジャナイ。ガラケー、スマホ、全テヲ含メタ携帯ノ世界ニ染マルベキダ。デナケレバ、イズレ、後悔スルコトニナルヨ。
私はぎゅっと鞄を持つ右手に力を入れる。
「うさ葉、どうかした?」
雨瀬先輩が真剣な表情で尋ねてきた。
「ううん、なんでもない……」
「そっか。それにしても、このバス、運転荒くないか?」
「え、そんなことは……」
ガコンッ!
バスが大きく揺れるたびに私の体が少し上に飛び上がる。
わわっ!