ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

 雨瀬先輩が私の肩を抱く。

 ドキッ!

「せ、先輩……?」

「支えてないと、吹っ飛ばされそうだしな」

 私の顔が、かぁっと熱くなる。

 それを横目で見ていたつむぎちゃんは、

「アチュラチュしてんじゃねぇよ」

 と、ボソッと言う。

「アチュラチュ?」

 私がそう言って首を傾げると、つむぎちゃんはキッ!と睨む。


 ひぇ~、そんな睨まなくても……。


「そんな事も知らないんですね! 男女仲が非常にいい時に使う言葉で、『ラブラブ』や『熱々(アツアツ)』よりも強い表現として使う言葉ですよ! こんな事も知らないなんて常識を疑いますよ! てか、話しかけてくるなって言ったばっかりなのに! もうっ最悪っっ!!」

 つむぎちゃんはそう言い終えると、ふんっ! と顔を背けたのだった。
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