ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

 あ、柚の味がする……。

 さっき、飴なめたからかなぁ……?

 優しくて、あったかいキスに溺れそう……。


 雨瀬先輩は唇を離すと、私は雨瀬先輩の首の後ろに手を回す。

 雨瀬先輩は驚く。

「うさ葉……?」


 自分でも驚いてる……。

 どうして私こんなこと……。

 でも、だめだ……。

 気持ち、止められない……。

 先輩が好き……。

 先輩でいっぱいになりたい……。


「もっと……して……?」

 顔を熱くした私はとても小さな声でそう呟くと、私の顎を掴み、再び唇を重ねてきた。

 しばらくの間、しん、と静まり返った図書館で私達の息遣いだけが響く。
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