ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「あ、そうそう。笠原先輩に今日会って、笠原君のこと聞いたよ」
「そ、それで……?」
「笠原君、従兄(いとこ)らしい」
「え、従兄(いとこ)……!?」
そっか、だから、笠原君と同じ苗字だったんだ……。
「それで笠原君、笠原先輩のこと憧れてるらしくて、俺が出演した演奏会の時、大学のホールにいたらしい」
え、じゃあ、あの日、笠原君も同じ会場にいたの……!?
僕も見に行くってトークで黒うさぎ言ってたし……やっぱり……。
「笠原君が……黒うさぎなんでしょうか……?」
「確定は出来ないけど、可能性は高いと思う」
「……」
私が黙ると、
「……うさ葉、今日はもう帰ろう。送ってくから」
と雨瀬先輩が優しく言った。
私はコクンッと頷く。