ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
もう、流れ落ちる涙を止めることが出来なかった。
喉の奥から、堪えきれないように嗚咽を何回も漏らす。
嫌だよ……、先輩……。
こんなの……、嫌だよ……。
先輩がいなくなっちゃったら……、夢……、叶えられないじゃない……。
私を……置いて行かないで……。
置いて行かないで……。
「ついにやりおったか」
前校長の声が聞こえた。
え?
前校長と前理事長の瀬名君のお父さんが前から歩いてきた。
「やれやれ、イズミの時より派手にやってくれたものだ」
「君、我々、及び今の理事長が速やかに対処するから心配無用だよ」
前校長がそう言うと、瀬名君のお父さんは私を見る。
「期待しているよと前に言ったが、それを遥かに超えた。礼を言う」
何……、それ……。