ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「野山さん、期末テストお疲れ様でした!」

 一時間後。病室にいる私に宇佐野先生が明るい表情で言った。

 私はペコッと軽く頭を下げる。

 宇佐野先生はチラッと隣にいるお母さんを見る。

「お母さんから聞いたけど、高校で気分悪くなって保健室行ったんだってね。大事に至らなくて良かったけど、退院はまだ無理そうだね」


 退院はまだ無理なんだ……。


 私はしゅんっとする。

「そんな落ち込むことはないよ。期末テスト全て受けられたのだから、確実に良くはなってるんだからね」


 そう、だよね……良くはなってるんだよね……。

 声出るようになったし、期末も受けれたんだもん……。

 
「一ヶ月後に退院出来るように少しずつ頑張って行こう」

 私はコクンッと頷いた。
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