ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
雨瀬先輩は真剣な表情を浮かべる。
「……それで、優人からは何か連絡来たりとかは?」
「今のところないです……」
「そうか。まだ、捕まってないんだよな?」
私はコクンッと頷く。
「瀬名から聞いたけど、6(ロク)うさぎの4人も権力者の力で、捕まるどころか普通に生活してるらしいな。本当、嫌な世の中だ」
雨瀬先輩は、ふぅ、とため息をつくと、私の頭を優しく撫でる。
「とにかく、不安かもしれないけど、心配することないよ。俺が絶対守るから」
先輩……。
先輩の気持ちはすごく嬉しいよ……。
だけど……。
私は首をふるふると横に振る。
「いえ……、自分の身は自分で守ります! もう、先輩にこんな傷、負わせません……!!」
「うさ葉……」
雨瀬先輩は私の名前を呼ぶと、嬉しそうな表情を浮かべた。
私は首を傾げる。