ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「強くなったな」

「そう、ですか……?」

「うん。でも……」

 雨瀬先輩は意地悪な笑みをわざと浮かべ、

「まだ俺より全然弱いけどね」

 と言って、私をベットにドサッと押し倒す。

「!?」

 どきんどきん、と胸が高鳴る。

 私は恥ずかしさの余り、目線をずらす。

「先輩……、誰か来るかも……」

「来たら来た時、考えよう」

 雨瀬先輩はそう言うと、私の唇を奪う。

 甘い甘いキスが何度も何度も降りてきて、頭が麻痺してしまった私は雨瀬先輩の首にきゅっと手を回す。

 病室内に、激しい息遣いだけが長く長く響いたのだった。
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