ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「黒うさぎが春宮優人だと知ったのは?」

「うさぎパークで優人に会った時です。うさ葉から優人にうさぎパークに行こうと誘われたと聞いた時には優人が黒うさぎだと確信していましたが」


 え、そうだったの……!?


「そうですか。あのバイク事故の時、相談してくれれば少しは対処出来たとは思いますが、後の祭りですね。ご協力感謝します」

「いえ。黒うさぎの居場所については特定出来ているんですか?」

「それなんですが、私は恐らく、瀬名洋一郎の別荘にいるのではないかと踏んでますね」


 えっ……。


「瀬名洋一郎って、瀬名君のお父さんのことですか?」

 私が尋ねると、ええ、と警官は短く答える。


 そんなっ……。


「まだ、見つかっていないのでなんとも言えませんがね……。では、これで失礼します」

 警官は丁寧な口調で言うと、病室を出て行った。
< 642 / 700 >

この作品をシェア

pagetop