ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「うさ葉、ありがとう」

「いえっ」

「実は俺からもプレゼントがあるんだ」


 え、プレゼント……!?


 雨瀬先輩は背中に隠し持っていた袋を私に差し出してきた。

 私は袋を受け取る。

 袋の中を見ると、白のぼんぼんがついたブーツの中にお菓子がたくさん入っていた。

 私の顔がぱああっと明るくなる。


 か、かわいいっ……!!


「1階の売店行ったら、売ってて買ったんだけど、こんなのでごめんな」

「謝らないで下さい。私、先輩と初めてクリスマス一緒に過ごせるだけで幸せなので」

「うさ葉……」

「あっ……」

 私は窓の外を見て、突然、声を出す。

 雨瀬先輩は窓の外を見る。
< 644 / 700 >

この作品をシェア

pagetop