ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「絵美ちゃん……?」

 私は絵美ちゃんの手を揺らす。

「絵美ちゃんっ……目を開けてっ……! 絵美ちゃんっ……!!」

「……おかしい」

 雨瀬先輩がそう言うと、

「え?」

 私は絵美ちゃんの手を揺らすのを止める。

 雨瀬先輩は、絵美ちゃんを床に優しく寝かすと、ハーフコートのボタンを外し、めくる。

「やっぱり、血が出てない」


 え?


 雨瀬先輩はハーフコートを元に戻すと、右腰の部分にあるハーフコートのポケットに手を入れる。

 雨瀬先輩は何かを掴み、ポケットから手を出す。

「……!?」

 私達全員が唖然とする。

 雨瀬先輩の手にはスマホがあり、スマホの画面が割れていた。
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