ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「SINE《サイン》ソードが突き刺さったら、普通は激痛であんなに話せないし、そもそも一滴も血が流れてないのはおかしいと思ったら、こういうことだったか」


 スマホが絵美ちゃんの命を守ってくれたんだ……。


 私の両目からぽたぽたと涙が零れ落ちる。

「よ、良かったあ……」

「ははっ、ははははっ」

 優人君は狂ったように笑い出す。

「スマホに守られるとは、さすがだよ、絵美。何が僕にこれ以上罪を犯して欲しくないからだよ。本当、笑わせる!!」

 ぶんっ!

 優人君は黄色のSINE《サイン》ソードを物凄い速さで後ろに振り回す。

「きゃっ!!」

 みっちゃん達は後ろに仰け反る。

「もういいよ、全員、殺してやる!!」

「……いい加減にしろよ」

 雨瀬先輩は優人君の前に立つ。

「殺してどうする? 君の目的はうさ葉を花嫁にすることだろう?」

「そうだよ、だから、邪魔な奴は全員殺すんだよ!」
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