ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「じゃあ、殺してみろ! 殺したって、君の欲しいものは絶対手に入らない! うさ葉は、一生、君を愛すことはない!」
「黙れえええええっ!!」
優人君は大声で叫ぶと、右に全身を捻り、低く下げていた黄緑色のSINE《サイン》ソードの先を雨瀬先輩に向けてぶんっ、と真横に振り払う。
ベットを囲んでいるカーテンが斬れ、雨瀬先輩の顔の前をソードの先が通過した瞬間に雨瀬先輩の左頬にソードの先が触れ、ピッ、と少し切れた。
先輩っ……!!
優人君はSINE《サイン》ソードを中段に構える。
「あなたに僕の気持ちなんか一生分からない!」
そう叫ぶと優人君は、雨瀬先輩の顔を目掛けてSINE《サイン》ソードの先を突き出す。
雨瀬先輩がSINE《サイン》ソードを避けると、カキンッ!とベットの金具にソードの先が当たる。
優人君は腕を引き、
「花嫁を手に入れたあなたにはっ!!」
と叫ぶとまた、雨瀬先輩の顔を目掛けてSINE《サイン》ソードの先を突き出す。
雨瀬先輩がSINE《サイン》ソードを避けると、またベットの金具にソードの先が当たる。
「ああ、分かりたくもないよ!」
優人君は、腕を引く。
「うさ葉や周りを傷つけた君の気持ちなんか!!」